ねほりんぱほりん

〇 既視感

ここ数日、ツイッターしているとやたらとヒモという言葉が話題になってるなーなんて思ってたらNHKの番組でこんなのやっていたのね…

 

togetter.com

 

詳細は見逃していたためよく分かっていないのだが… 何というか… 登場人物の詳細を見て既視感を覚えてしまった。男:借金300万・定職に就いていないー おいおい俺かよ、借金の額まで一緒だよ。女:年収1500万・部下持ちのキャリアウーマンー 俺の彼女とほぼ一緒やないかーい

 

何なんだろう、この親近感。年齢も近くは無いが遠くもない。このヒモと男性と是非呑んでみたい、いい酒が飲めそう。

 

というよりこの番組をまず見てみたいところである。見逃したので、どっかい誰かがうpしていないかなー

 

しかし、ヒモになるべくしてなる男、ヒモを飼う女性ってのはもしかしたら近い部分があるのかもしれない。NHKで出ていた女性がどうかは分からないが、俺の彼女のようなキャリアウーマンは外ではものすごく気を張っている。それは一緒に外出すると良くわかる。共通の知り合い等に会って食事などをすると、相手がどんな男性であろうとかなり強気。仕事でも対峙する相手が大企業の役員、経営者層だから、仕事に向かう時は一部の隙もないファッション。ほとんど笑みを見せずに冷たく感じる表情で向かっていく。そんなもんで、よく外で会う共通の知人からは「絶対(俺が)尻に敷かれているでしょ」と揶揄される。

 

しかし実際のところそんなことは無い。外で気を張っている分、自宅じゃとことん気を抜いて、これでもかって言うくらいに隙だらけである。家にいるときは大抵寝間着のまま過ごしているし、休日の昼間は髪もボサボサのまますっぴんでひたすらぼーっとしているのが常である。普段も冷蔵庫の中身を把握せずに色々食材を買ってくるから冷蔵庫も冷凍庫もパンパンで、しょっちゅう色んなものを腐らせている。おまけに料理はほとんど出来ない、家事もほとんどしないから掃除関連は外注している。なんつーか隙だらけ

 

完璧な人なんてそうはいない。けどそれを仕事や立場上で望まれてしまう人は多い。特に、まだまだ男性優位な職場やビジネスの世界でキャリアウーマンと呼ばれている女性なんかは特にそうかもしれない。自分の性質ではないのに、部下や或いは取引先の前で舐められないように無理をしてまで、他者から望まれた姿を演じてしまうなんてこと。そうなってしまうと日々で感じるストレスは結構なものである。それを帰ってきて自宅でまで望まれたらたまったものじゃない。故にそういった女性は俺やこの男性みたいなろくでなし系男性で癒されたいんじゃないかと思う。

 

自宅に帰ってくると社会で圧倒的底辺に生きる男がいる。その男は知的な会話も教養も無い、人生において高みを目指すような研鑽も皆無。限りなく意識低い系である。そんな男性を見て安心するのかもしれない。世の中にはこんな生き方をしている男もいると。普段舐められないよう、または競争意識をもって接している職場や取引先の男性とは圧倒的にかけ離れた存在であるが故に幾らでも油断出来る。

 

ほら勉強の合間なんかって頭空っぽにして見れる下らない民放のバラエティ番組や漫画を読んで休憩したくなるじゃない。それと同じで、家に帰ったら何の価値も向上心も無いアホみたいな男を見てホッと一息つきたくなるんじゃないのかねぇ。

 

番組見てないからあまり言及できないけど、この女性もうちの彼女と同じようなところがあって、俺みたいな底辺男を飼っているんじゃないのかなーなんて徒然に思う今日この頃である。