読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヒモになる方法

togetter.com

 

ヒモ塾なんてあるんだな。世の中色々だ。ヒモはヒモをすることによって生活の糧を得ているのであって、このセブ山という方はヒモのノウハウを教えることにより生活の糧を得ているから最早ヒモではない気もする。別に批判では無い。どちらが偉いかと言えばこのセブ山さんが偉いのだ。それは間違いない、ヒモは社会の底辺なのだ。自活している分まだホームレスの方が偉い、カーストで言うなら最下層のスードラ、お天道様の下を堂々と歩いちゃあいけない。遠慮して生きていかなくてはならない。

 

しかしヒモになる方法があるなら俺も学びたい。ノウハウを得て自発的、そして積極的にヒモになれるならもう少し胸も張れるだろうか? 俺の場合ヒモになりたくてなったものじゃない。気づいたらなっていたものであった。というか元々持っている気質的なものが大きかったのかもしれない。別にヒモを目指してなっているわけでなく、気づいたらそのポジションにおさまっているだけ、水が高い場所から低い場所に流れるのと同じ、自然の流れでそうなってしまうだけなのだ。

 

俺がヒモ人生のスタートを切ったのは社会人一年目で会社を辞めた後のことである。この辺りはセブ山さんと同じかもしれない。会社を辞めた後、金は無かったが時間は腐るほどあった。当時まだそれなりに流行っていたmixiを利用して出会ったのが彼女であった。しかし彼女から別に金銭をたかったり、或いは家に転がり込んだわけではない。田舎から都会に出たかった俺は埼玉に住んでいた彼女を頼りに、埼玉の東京寄りのエリアにアパートを借りることにしたのだ。引っ越し費用は全て俺が負担している。ただ彼女のアルバイト先の最寄駅にすることで月の家賃を半額負担させることにしたのである。

 

実家住まいのフリータである彼女がそもそも俺のアパートの家賃を半額払うってのもおかしな話である。この時は完全なヒモとは言えなかったが、しかし住んでもいない家の家賃を半額負担させていることを恥ずかしも思わず当たり前のように享受している時点で片鱗は既にあったのかもしれない。

 

思えば懐かしい話だ。

 

その後五年の歳月をかけ、俺はヒモへと立派に進化を遂げていくのだが、それはまた別のお話。