無職ヒモ日記14

○俺の経歴

 

都会に憧れて出てきた典型的な田舎民の類である。中部地方の、それほど田舎というわけでも無く、かといって栄えているわけでもない典型的な地方都市で生まれ育った。東京に日帰りで行ける距離ではあるが、しかし交通費はそれなりにかかる。それ故、それほど頻繁に出て行くわけにも行かないそんな微妙な距離感。

 

特に大学で勉強したいことがあったわけではなかった。かと言って就職する気も無い。ただ憧れがあった。東京と言う都会に漠然とした憧れ、東京に行けば田舎には無い何かがあるんじゃないかという根拠不明な願望。それ故に、誰でも入れるボーダーフリーの文系Fラン私大に進学した典型的上京憧れ大学生であった。

 

在学中は高校時代の部活の延長でバトミントンサークルに入り、特に何か得られるような活動はせず、ダラダラとコンパと日々のお遊びの様な活動で四年間を終えた。

 

就職先はとあるメーカーの営業、面白みは一切無かったが、福利厚生と給与はそこそこ良かった。ただADHDである俺はそこを一年あまりで退職、以降仕事を転々とすることとなる。

 

直近は中小機械メーカーの営業。

chonny.hatenablog.com

ここにも書いたが、ADHDを理由にあっさとクビになったのだ。

以降の流れはブログの通りである。

 

東京じゃこんな人間珍しくも無い。毎日毎日東京に憧れて上京する人間なんて腐るほどいる、その口実が大学進学か専門学校進学かフリーターかなだけ、そこに大差など無い。須らく大して中身の無い連中だ(俺含め)。東京の板橋や荻窪、高円寺界隈にはこんなのがゴロゴロしている。その界隈の居酒屋アルバイトの八割はそんな類の人間である(偏見)

 

そしてそんな上京憧れ人間は、東京に自己の理想を勝手に投影し、そしてその理想を見事に裏切られ、そして勝手に失望して帰郷していく。俺の見立てじゃ半分は帰郷するね、そんで帰ってから「なんだかんだで地元が一番! 東京は遊びに行くところで住むもんじゃない!!」だなんて宣い、マイルドヤンキー化するんだわな須らく(俺の偏見です)

 

とりあえず俺はまだ東京にしがみついています。ヒモしてますが。何れ故郷に帰る時が来たとしても、決してそんな上京憧れ人間改めマイルドヤンキー化はしないように気をつけたいところです。ヒモはしてますが