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無職ヒモ日記6

○彼女にいつ伝えるか

 

無職になる前に彼女がいました。付き合って一年ちょいほど。低学歴の中小企業勤務の俺と違い、一流企業に勤めるバリキャリの女性です。

 

とうぜん社会性ばつぐん、無職のことなど軽々しく言い出せません。

 

無職期間中も黙って付き合っておりました。しかし彼女は高収入、高ステータスの人間なので食事、デート先もろもろ非常に金銭的負担が大きい。働いている当時ですらおごる事は不可能だったので(確実に月の生活費が無くなる)割り勘にしてもらっていたのだが、無職になり段々とそれも不可能に…

 

ある日俺は切り出した。

 

「ごめん実は先月から無職になったんだ」

 

「あぁ、何となく察してたわ」

 

まじかよ

 

話を聞くと俺の行動パターンが変化したので、何かあったとは察していたようであった。高学歴の分析力はんぱねぇ。これじゃ浮気も出来ないね、まぁするような甲斐性はないが。

 

「まあ仕方ないから、次の仕事探せばよくない? いざとなったら私のうちもあるし」

 

とお優しいお言葉。しかし人間の屑に『いざとなったら私のうちもあるし』という言葉は禁物である。どう転んでもヒモ化するのは目に見えている。事実俺はなった。

 

しかし俺がヒモとなるのはもう少し先の話なのである。